実写版鋼の錬金術師
ネタバレがあります。
中学時代にハマってよく読んでいた鋼の錬金術師が実写化されたのでこの前観に行った。
ロイ・マスタング大佐がミッチーじゃ無いことに幾分の不満を抱えながらいざ映画館へ。
山田涼介のサイズ感と程よい声の高さがちょうど良い。小さいだけでなく、エドの骨太感と(一応)軍人であるが故の体格の良さも申し分ない。早い段階で違和感は消えた。
しかし、だ。
私はマスタング大佐が好きだ。
すけべ感がたまらなく好きだ。
仕事ができなそうなズボラに見えて頭は切れる、強い。
そしてそんな適当さがあるからこそエドが信頼を寄せる。軍を嫌いながらも、この人だけは違うと信じている関係性が好きなのだ。
マスタング大佐、キレイですね…仕事できますね…。
見たままのシュッとしてキレイな上司といった具合。
マスタング大佐の良さはスケベ!!と映画館で叫び出しそうな気持ちでした。
p.s.
クリスマスに見たのですがハガレンでさえお客さんは9.5割カップルでした
私の好きだったもの
私のすきなものは、私の強みは、私にはこんなところがあります。
手が覚えるほどに書き続けたエントリーシート。
スラスラと言えるようになった自分の長所。短所。やりたいこと。夢。普段考えていること。社会について。最近嬉しかったこと。悲しかったこと。今日ここに来るまでに起こったこと。
なんだっけ。
私の長所は誰にでも臆することなく話しかけることが出来る事。そんなこと。誰だってできる。いくらでもいる。
夢。地域に根ざしたアナウンサー。
街で声をかけられるような、そんな人。街で一番街に詳しい人。学んだこと、関心領域を活かして少子高齢化により深く切り込みたい。声を反映したい。代弁者でありたい。
そうだったのかな。どこかのエントリーシートの見本から写したんじゃないの。もう出所がどこかわからない。私の夢だったもの。
たくさんたくさん聞かれて、話して、落とされて、好きってなんだったんだろう。
受かった子と私。決定的に違うもの。高い壁。
賢い、表現力がある、タイムキープ力も高い、ずっと褒められた。
きっとなれる。私はきっとなれる。信じて疑わなかった。根拠のない自信を信じられた。
エントリーシートに書くためには自己分析が必要。好きなものはなぜ好きなのか、嫌いなものはなぜ嫌いなのか。
好き、お祭りごと。昔からお祭りの雰囲気とかが好きだった。沢山の人と触れ合えるから、みんなが笑顔でいる空間が好き、みんなが仲間みたいに感じるから、だから私はそんな楽しい空気をそのままの熱量で届けられるアナウンサーになりたいです。
嫌いなもの、舌打ち。街中でも、電車でも、些細なことで舌打ちをする人がいる。何に怒っているのか、伝えるでもなく、ただ自分の苛立ちだけを伝える。気分を害することが目的の行為、不毛だと思う。
そんな些細な怒りや苛立ちさえもユーモアに繋げられる、1日の苛立ちをスッキリさせられるようなアナウンサーになりたいです。
あの頃の自信には根拠があったはずだった。
何ができたのかわからなくなった。エントリーシートに書いたことが全部嘘みたい。
よりわかりやすく伝えやすく興味を引けるように、
私はただ音読が好きだった小学四年生の女の子になりたい。
私だって人間だぞ!
と、叫びたくなる日がある。
例えば、電車でものを落としたのに誰も拾ってくれないとき、見向きもされない。
例えば、バイト先の飲食店で、イヤフォンすら外さずに注文をするお客さんと対峙したとき。
そのどちらもに当たった今日は要するに最悪。
電車に乗ってると、どうして隣に乗ってる人を人間として認識できないんだろう。
自分の家族がされてたらって思ってもそんな冷たくするのかな。なんかすごく寂しくなった日でした。